(スウェーデン・ブリオ)
1958年に誕生して以来、世界中のこどもたちに親しまれている「木製レールウェイシステム」のシリーズです。車輪と連結部以外はすべて木製。レールの規格が統一されているので、他のレールや列車などとの連結が容易にでき、自由にレイアウトを拡張して遊べます。機関車と、丸太を積んだ貨物車は、マグネットで接続されています。貨物車の台と3本の丸太は、それぞれ取り外せるので、積んだり降ろしたりして楽しむこともできます。シンプルかつ、丸みを帯びたデザインが特徴で、それが子どもたちの遊びの世界を広げ、創造性を育てています。
(チェコ・アドバン)
4色×4種類×3個で、48個の円盤のほか、本体のボックスが1個、色サイコロ、数サイコロが各1個、丸棒、ひも、色玉が各4個入っています。本体のボックスの5面にはスリットが入っていて、そのスリットに円盤を試行錯誤しながら通します。繰りかえし遊んだら、サイコロの色の指示に従ってスリットに円盤を通してみます。丸棒やひもを追加すると遊びの幅が拡がります。円盤を倒さないように積み上げていく遊びもワクワクします。円盤に棒やひもを通して、手先を器用に使う遊びもできます。1歳から就学前まで、子どもたちの成長に合わせて難しさを変え、長い期間、遊ぶことができる奥深い玩具です。
(ドイツ・デュシマ)
積み木は古くからある玩具ですが、教育玩具として基本形を考案したのは、世界で最初の幼稚園を創設したドイツのフリードリッヒ・フレーベル(1789〜1852)です。フレーベルが考案した20種の教育玩具(『フレーベルの恩物(おんぶつ)』)で使われた7種類の形を選び、100ピースのセットにしたのがこの『フレーベルの積み木』。基尺は3.3㎝で、いちばん小さな積み木を3個並べると10cmになるように作られています。基尺によって積み木どうしが組み合わせやすくなり、そこから子どもたちが統一性や多様性を発見できるように工夫されています。
(ドイツ・ナンヒェン)
パステル調の美しい色彩、肌触りの良さ、優しい表情など、一つひとつ、ていねいに手作りされた温もりに満ちています。顔は、職人さんが手作業で描いているため、一体一体、表情が違っています。外側の布地はオーガニックコットン100%、内側の詰め物はドイツの有機栽培協会・ビオランド公認の牧場で育てられた羊の毛100%が使われています。さらに植物性の染料を使って手染めされています。服や帽子は縫い付けられているので、脱がすことはできません。よだれなどで汚してしまったときには丸ごと手洗いすることができます。
(ドイツ・セレクタ)
歯車が7個、形のブロックが3個、土台が1個、セットになっています。歯車は取り外しができ、好きな位置にはめることができます。歯車がかみ合うように考えて組み合わせると、ひとつの歯車を回すだけで別の歯車が連動して回ります。模様がついた歯車を使うと回転していることがよくわかります。考える習慣が身につき、手や指を使うことによって目と手の協応能力が養われます。「歯車あそび」と「ペグ差しあそび」が同時に楽しめるおもちゃです。ひとりで回すのが難しいときは、歯車の数を少なくして遊びましょう。2個くらいでも模様がついた歯車を使えば楽しく遊べます。
(デンマーク・ダントーイ)
バイオマス(生物由来の有機資源)を原料にしたプラスチックで作られた、自然に優しいおもちゃです。
このおもちゃは、農薬を使わないで育てられたサトウキビを主原料とするポリエチレンでできています。1、2歳になると子どもは、大人と同じことをしたいと思うようになり、ままごと遊びに興味を持ちます。料理や片付けなどをくり返し真似して、生活に必要な動きを獲得していきます。本物のようにデザインされた調理器具(包丁、フライパン、トング、フライ返し、へら、おたま、調味料、コップ、鍋、ざる)で、子どもたちは夢中になって料理のまねごとが楽しめます。
(スウェーデン・ミッキィ)
道具を使ってものをたたき、それによって生じる音や感触を学んでいく時期があります。このおもちゃは、ハンマーで木球をたたいて遊びながら、「ねらいを定めてたたく動作(目と手の協応作業)」と「ものの動きを目で追う動作(追視)」をいっしょに体験することができます。ハンマーでたたくと木球は、穴に入りカタンと音を立てて落ちてきます。一瞬、木球が見えなくなって子どもたちは不安になりますが、再び横の穴から出てきて安心します。自分がたたき落とした木球を、子どもたちは耳をそばだてつつじっと見続け、達成感を味わいながら何度も何度もくり返し遊びます。
(ドイツ・ロイック)
発泡スチロールのような手触りの軽くて柔らかい新しい工作材料です。この材料で、動物や乗り物、植物などを自由に作ることができます。しかも、この工作材料は100%天然素材のとうもろこしで作られているのです。さらに、食品にも使われるEUの安全基準をクリアした色素が使われているので、小さな子でも安心して遊べます。
プレイマイスの端っこを、水にぬらした布やスポンジで湿らせて、プレイマイスどうしをくっつけたり、プレイマイスと紙などに接着したりして工作します。プラスチックナイフやハサミで切ることもでき、手でちぎって丸めたり、つぶしたりして変形することもできます。粘土細工のように自由な形を作ったり、画用紙などに貼りつけたりすることもできます。
(スイス・ネフ)
赤、青、黄色、緑の原色はとても鮮やかで、どんなふうに積んでも美しい芸術作品になります。四角い積み木とは違った遊びかたを引き出してくれます。一つひとつの積み木は、重すぎず軽すぎず、小さな手でもちょうどつかみやすい大きさになっています。2ピースだけでも、積みかたのバリエーションが豊富にあります。ピースを増やしていくと、重みのかかりかたでバランスが取れることが分かっていきます。作った形で、花や建物や乗り物など見立て遊びを楽しめます。独特なデザインと完成度の高さでネフ社のおもちゃづくりの原点となりました。1958年の発売以来、世界中で愛され続け、おもちゃに革命をもたらした傑作です。
(フランス・ジェコ)
10個の箱は、タワーのように積み上げることも、入れ子のように重ねることもできます。いちばん大きな箱は、一辺が約15㎝あります。10個すべてを積み上げると約87cmの高さになります。箱の4面に描かれている様々な絵は、上下の箱と関連づけられています。子どもたちが、絵をヒントにして順番に並べられるようにもなっているのです。箱のサイズが小さくなるにつれて、動物や数字が小さくなっていきます。遊びながら数字や動物に親しめます。ポップな模様や色彩が、子どもたちの心をくすぐります。