乳児に必要なおもちゃとは? サブスク・レンタルできる良いおもちゃをご紹介 
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目次

お子さまの反応を見ながら徐々におもちゃに親しんでいきましょう… 2

乳児向けのおもちゃの安全性について… 2

乳児向けに木製玩具は適しているの?… 3

乳児にプラスチックのおもちゃを与えるのはどうでしょう… 4

乳児向けにおすすめのおもちゃとは?… 4

地球環境問題に配慮したバイオプラスチック製おもちゃ… 5

おもちゃの与えかたについて… 6

子どもが遊びたい(好きそうな)おもちゃばかりを子どもにまかせて選んでいませんか?… 6

おもちゃを子守り代わりにさせていませんか?… 6

遊びかたが決まっているおもちゃばかり与えていませんか?… 6

おもちゃで勉強をさせようとしていませんか?… 6

良いおもちゃの定義… 6

〈3つの方針〉… 6

1.      健全なおもちゃであること… 6

2.      ロングセラーおもちゃであること… 7

3.      遊びやコミュニケーションに重きをおくおもちゃであること… 7

〈6つのポイント〉… 7

1.      美しい色と形をしていること… 7

2.      動きのバリエーションがあること… 7

3.      適度な大きさと重さがあること… 7

4.      心地よい音がすること… 7

5.      触ったときの感触が良いこと… 7

6.      丈夫で壊れにくいこと… 7

おもちゃナビは、オンリーワンのおもちゃのサブスク… 7

 

 

お子さまの反応を見ながら徐々におもちゃに親しんでいきましょう

おもちゃが必要になるのは生後3か月頃からが一般的です。特に新生児はまだ視力や運動能力が発達しておらず、親子の結びつきが重要視されます。しかし、個人個人で発達に差がありますので、手を伸ばして触れようとするようなサインが見られ、興味を持ち始めたら、徐々におもちゃを取り入れていくと良いでしょう。成長とともにおもちゃが役立つようになります。

乳児(生後1年未満の赤ちゃん)に適したおもちゃは、視覚的な刺激があまりなく触覚に訴えるものが良いと言われています。例えば、柔らかいぬいぐるみや、布製・木製ラトル(ガラガラ)などです。これらのおもちゃは、乳児の感覚を刺激し、安心感を提供する役割を果たします。ふんわり揺れるおもちゃや、赤ちゃんが手で握りやすい形状のものは、手の動きを促進し、視覚と触覚を結びつけるのに役立ちます。

では、具体的にどのようなおもちゃが考えられるかをご説明しましょう。赤ちゃんが仰向けで遊べるようなベビージムは、吊るされたおもちゃが視覚的な刺激となります。ベビーベッドやベビーカーに取り付けられる、ゆっくりと回るモビールも赤ちゃんの視覚を刺激します。また、少し高いところですが、赤ちゃんの手の届かないところでゆらゆら揺れるモビールなどもとても良いものです。さらに、木製ラトル(『スターコマ』、『ラトルモビー』、『丸スズ』、『さくらんぼ』など)は、振ると小さな音が鳴って赤ちゃんの興味を引きます。柔らかい音や穏やかなメロディーが鳴るオルゴールが仕掛けられたぬいぐるみ(『オルゴールねむり人形』など)も適しています。お子さまの反応を見ながら、少しずつおもちゃに親しんでいきましょう。

 

乳児向けのおもちゃの安全性について

乳児に与えるおもちゃは安全性を最優先に考えなければいけますん。小さな部品や硬い素材、細長い形状のおもちゃは避けましょう。また、乳児はおもちゃを口に入れることが多いため、取り外し可能な小さな部品がないかどうかをチェックしましょう。さらに、取り外しはできないはずの小さな部品が外れないようにしっかりと固定されているか確認することも必要です。

こうしたおもちゃの形状のチェック以外でも、無害で安全な素材(塗料など)で作られていることの確認が重要です。BPA(BisphenolA:プラスチックの材料や添加剤として使われ、環境ホルモン問題のきっかけになった化学物質)やフタル酸エステル(プラスチックの硬度・柔軟性を調整するために添加する可塑剤のひとつで、有害性への懸念から国内外の様々な規制があります)などの有害な物質が含まれていないか確認しましょう。

柔らかい素材のおもちゃであれば、おもちゃを振り回したり口に入れたりしても比較的安全です。従って、硬い素材や尖った部分のないおもちゃを選ぶと良いでしょう。また、おもちゃに耐久性があり倒れにくい構造であることも重要です。倒れたり壊れたりすると乳児が怪我をする可能性があります。おもちゃを選ぶ際には、製品の安全基準に気をつけて慎重に選んでいきましょう。また、赤ちゃんの反応を見ながら選ぶことも大切です。

おもちゃが安全基準に関しては、国内ではST基準(玩具安全基準)というものが設定されています。1歳6か月未満の子どもに与えるおもちゃには厳しい基準が設定されています。さらに3歳未満の基準も厳しく規制されています。外国製のおもちゃでは、CEマーク(欧州の安全基準)や、ASTM(アメリカの安全基準)などがあります。おもちゃを選ぶ際には、製造元の情報を確認し、安全性に関する注意を怠らないようにしてください。また、おもちゃの状態を定期的に確認し、損傷があれば修理や交換を行うように心掛けましょう。

 

 

乳児向けに木製玩具は適しているの?

木製玩具は乳児向けに適していると考えられています。それは次の理由からです。まず、木のおもちゃには、プラスチック製おもちゃにはない「温もり」があるということです。熱伝導率が低い木材は、触ったときの温かい感じがあります。そのため、温度変化に敏感な乳児でも、安心して長時間、遊ぶことができます。もうひとつの特長は、「遊びの幅が広い」ということです。木はプラスチックと違って、あまり複雑な加工ができません。そのため、どちらかというとあいまいで抽象的な形のものが多くなります。決まった遊びしかできないおもちゃと違って、想像力を膨らませて遊びを創造していくことができます。シンプルな形は、子どもの感性を削ぐことなく、豊かな想像力と表現力を育てるのに役立つのです。

また、木のおもちゃを通して、森や自然と繋がっていることを実感できるという点も大きな魅力です。木製のおもちゃは自然素材でできているため、添加物などの有害物質が少ない場合が多いといえます。また丁寧な仕上げ(滑らかな磨きや面取り)がしてあるものは、触り心地が良く乳児の手にも優しいといえます。乳児はおもちゃを投げたり噛んだりすることがあるため丈夫で耐久性があることは重要になりますが、木製玩具は概ね丈夫で耐久性があります。さらに、木は再生可能な素材であるため、一般的に環境に優しいとされています。

いっぽうで、いくつかのポイントに留意することが重要です。木製玩具のなかには無塗装のものと表面処理がされているものがあります。表面加工されている木製玩具は、ささくれが飛び出していて手を傷つけるなどということがなく安心して使うことができます。また汚れが付きにくいのもメリットです。ただし、使用されている塗料がどのような成分であるかを調べ、乳児が舐めても安全であることを確認することが求められます。また、木製玩具にも小部品があることがあります。しっかりと固定されていて容易に取れないかを確認しておきましょう。木製玩具は洗濯をすることができません。清潔を保持するために、手入れがしやすいデザインのおもちゃを選ぶか、定期的に拭くことを検討しましょう。ほこりや手あかなどの軽い汚れの場合は、乾いた布巾やタオルなどで拭き取りましょう。落ちにくい頑固な汚れの場合は、水やお湯で湿らせた布巾やタオルなどを堅く絞って汚れを拭き取り、陰干しをして乾燥させましょう。除菌用アルコールを用いるときには、おもちゃに直接吹き付けるのでなく、まずは布などに除菌用アルコールを吹き付け、含ませた布で拭きましょう。よだれや汚れがおもちゃに付くことがありますので、清潔保持が容易なデザインを選ぶのもこつです。洗濯可能な素材や表面が滑らかで拭きやすいものが良いでしょう。

木製のおもちゃで遊ぶときは、安全性を最優先に考え、製品に関する情報を確認するとともに使用する際の様子を見守りましょう。そして、ささくれなどの損傷が見られれば、サンドペーパーなどを利用して滑らかにすることを心掛けましょう。そうすれば、間違いなく乳児に最適な素材のおもちゃとなります。

 

乳児にプラスチックのおもちゃを与えるのはどうでしょう

プラスチック製玩具の素材、とりわけ、プラスチック製玩具の材料としてとても多く用いられているABS 樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)は、熱にも衝撃にも強く、加工がしやすいというメリットがあります。そのため、一般的にプラスチック製玩具は、手入れがしやすく変形や破損がしにくいことなどの長所があります。また、何よりも大量生産に向いているため価格が安いことが最大のメリットと言えます。

乳児にプラスチック玩具を与えるにあたっては、いくつかの点に留意すれば問題はないと言えます。留意する点とは、口に入れる可能性がある場合、食品衛生法に基づいた安全なプラスチックが使用されているかという点です。日本の玩具安全基準には、大きく分けて3つの検査があります。(1)機械的および物理的特性の検査(形状や強度に関する検査)、(2)可燃性の検査(「ぬいぐるみ」などについて、燃えやすい材料が使われていないかを調べる検査)、(3)化学的特性の検査(鉛などの重金属の検査や、塩化ビニル樹脂でのフタル酸の検査など、材料に有害な物質が使われていないかを調べる検査)です。プラスチック製玩具においては、おもに(1)と(3)が焦点になりますが、(1)に関しては、小部品を口に入れないよう、分離可能な小さな部品がないか確認しましょう。このことは木製玩具で触れたこととも同じです。(3)に関しては、食品衛生法に基づく安心・安全な物質が使われているか、塗料や可塑剤について知っておく必要があります。プラスチックのおもちゃは洗うことが可能なものが多いとはいえ、清潔保持のために洗いやすいデザインを選んだり、定期的に洗浄したりすることも大切です。また、遊びを重ねるうちに損傷する可能性があります。ABSは直射日光に当たるところに長時間置いておくと、劣化して変色したり、ひび割れたりする傾向にあります。ときどき問題がないかをチェックしておくことが必要です。

このように、プラスチック製玩具は多くのメリットを持っていますが、木製玩具の温かみや自然との触れあいを感じることはできません。お子さまの情操的な感情をコントロールするためにも、木製玩具にはプラスチックのおもちゃにはない特有の良さを持っていると考えて良いでしょう。

 

乳児向けにおすすめのおもちゃとは?

デザインの好みもありますし、メーカーの好みもあります。もちろん、お子さまの興味や嗜好が伴いますので、一概にどこのメーカーの何というおもちゃがオススメだとかは言い難いものがあります。そのような事情を含み置いていただいた上で、いくつかの乳児向けのおもちゃをご紹介します。

「ラマーズ(Lamaze)」は、触覚や視覚を刺激するデザインで知られたブランドで、乳幼児の発育や月齢に合わせて商品が工夫されているのが大きな特徴です。生後間もない、視覚が未発達の低月齢(生後0ヶ月~)の乳児を対象とした商品には、白と黒のコントラストを使い、動物などの顔を大きく描くなどしてイラストを認識しやすくし、視覚の発達を促しています。また、好奇心が旺盛になってくる生後6ヶ月頃向けの商品には、思わず触りたくなるような手触りの素材を使用しています。素材の異なる布地を細かく使い分けるなど、感触や音の違いを楽しむことで探索行動を促すような仕掛けが盛り込まれています。その他、ひとつのおもちゃに機能がたくさん盛り込まれていることや、鮮やかな色づかい、乳児が視点を合わせやすい大きな目をした個性的なキャラクターなど、好奇心を刺激し想像力をかきたてるように様々な工夫を凝らして開発されています。弊社で扱っているおもちゃにも『LAMAZE LOGAN LION(ラマーズ 可愛いライオン)』がありますが、カラフルで柔らかい素材で作られた乳児向けのおもちゃです。

マンハッタントイ(Manhattan Toy)の『Skwish(スクイッシュ)』は、木製の幾何学的な形状をしたおもちゃで棒とゴムのひっぱり合う力でバランスを保っていますが、握ったりつぶしたりすることで形が変わります。小さな手でも握りやすいデザインで、どこから力を加えてもつぶれ、またすぐ元の形に戻る様子は、赤ちゃんの好奇心をくすぐります。手指の発達にあわせて長く遊べるロングセラーおもちゃです。「手は第二の脳」ともいわれますが、左右の手をバランスよく使うことで脳を活性化します。振ると優しい音がするので、目で見て、耳で聞いて、握って、転がすといった多様な動きが体験できます。弊社保有のおもちゃでも人気のアイテムです。

フィッシャープライス(Fisher-Price)の『はじめてのブロック(エコ)』や『ゆらりんタワー(エコ)』も乳児向けに優れたおもちゃです。『はじめてのブロック(エコ)』はシェイプソーター(型はめ)のおもちゃで、握ることや積み重ねることで目と手の協応能力や視覚的な刺激を促します。『ゆらりんタワー(エコ)』は、1960年に初登場以来、乳児向けの代表と言える人気のロングセラーおもちゃ。大小5個のリングをポールにはめていきます。土台がゆらゆら揺れるので少し難しくもありますが、揺らして遊ぶのも楽しいおもちゃです。このふたつのおもちゃは、90%が植物などの再生可能な資源を使用した「地球環境に優しいおもちゃ」です。

サッシー(Sassy)の「にこにこリストラトル」のシリーズは、柔らかくて触り心地の良い素材でできたおもちゃ。乳児の手で握りやすく音がする仕組みがあります。

乳児向けの木製玩具は乳児の視覚と触覚を刺激するものが適しています。ハバ(Haba)社の『ラトルモビー』は、尻尾を持って振るとカスタネットのような優しい音がします。天然のカエデの木がカチカチ当たるときの音色は絶品です。また手に持って角度を変えると、カラフルなリングの位置が動いて魚の形が微妙に変化します。子どもたちはそれを目で興味深く追いかけます。3か月くらいから物を握ることを覚えはじめますが、手の小さな乳児でも握りやすい形状に考えられています。ヴィヴッドな色と優しい音色とともに視覚と聴覚と触覚を刺激します。天然の素材は安全で口に入れても安全です。握ることで赤ちゃんは自分の手の動きを感じ、コントロールする練習ができます。

Plan Toys(プラントイズ)の『カスタローラー』は、小さな赤ちゃんが転がして追いかけるとか、そのときにでるカタカタという音を楽しむことができるおもちゃで、安全な素材で作られています。同じくPlan Toysの『ソリッドドラム』は、木製の太鼓のおもちゃで、叩く場所によって音が異なります。また、ゴムの木の良い音に耳を傾けることができます。

ドイツ・ジーナ社の『ベビーキューブ』は、木製のロングセラーおもちゃ。美智子上皇后が愛子さまに与えたおもちゃとして、そのころは品切れになったことでも知られています。同じ色のキューブが2個ずつ6組あって、同じ色のキューブは振ると同じ音がします。軽くて握りやすく、視覚的な興味を引くデザインが特徴です。フィンランド・ユシラ社の『丸スズ』も木製のロングセラーおもちゃで、振るとスズのきれいな音色がします。コロコロ転がして、それを追いかけたり、向き合って転がし合ったりするなど、こちらも逸品おもちゃです。アメリカ合衆国・マンハッタントイの『スクイッシュ』は、軽くて持ちやすい木製のラトルで、グシャっとつぶれて形が変わるところが乳児の興味を引き出します。国産のおもちゃのなかでは、軽くて手で持ちやすく、振って音を出しやすい『さくらんぼ』(童具館)や、山のくじら舎の「ころりんアニマル」のシリーズ、布製玩具では自由学園生活工芸研究所の『キックトーイ あひる』などの定番おもちゃには、使って安定感と安心感があります。

 

地球環境問題に配慮したバイオプラスチック製おもちゃ

最近は、玩具メーカーも少しずつ植物由来のバイオプラスチック製おもちゃの生産に力を入れるようになってきた印象があります。しかし原材料費が高くなり、製品の価格にはね返ってくるため、結局、販売数が伸びないまま廃盤になるケースが多いのではないかと思われます。

そのようななかで、アメリカ合衆国・マテル社「フィッシャープライス」ブランドの『ゆらりんタワーエコ』は、サトウキビから抽出されたプラスチックで作られています。また、ドイツ・ハペ社の『にほん米がらがらつみき』はお米と木を原材料にして作られています。オランダ・ボントントイズの『ミッフィーリサイクルテディ』はペットボトルを再利用して作られたぬいぐるみです。スウェーデン・バイキングトイズの『エコライン ミニチュビーズ』もサトウキビを原料としています。これらのバイオプラスチック製玩具は比較的、長きにわたって販売されています。

Green Toys(グリーントイズ)は、アメリカ合衆国の企業で、環境に優しいおもちゃを製造しているブランドです。主に再生可能な資源から作られたリサイクル素材を使用し、地球に優しい製品を提供しています。これにより、廃棄物の削減と循環型経済への貢献が期待されます。エネルギー効率や水の節約などにも注力し、持続可能な製造プロセスを取り入れています。製品のパッケージにも再生可能な素材を使用し、環境への影響を最小限に抑えています。『デューンバギー』は、使い終わったミルクピッチャーを100%リサイクルして作られたプルトイです。グリーントイズは、はたらく乗り物を数多く製造していて、子どもたちの遊びや創造性をサポートしています。『キャリアカー』は3台の乗用車を積んで走る大型のトレーラーです。『シープレイン』は水上飛行機のおもちゃで航空ファンに喜ばれています。この他、Sophie la Girafe(ソフィー・ザ・ジラフ)の『スタッキングリング』は、オーガニックコットンとバイオプラスチックを使用した、優れた触感と安全性を兼ね備えたおもちゃです。

 

おもちゃの与えかたについて

今回のコラムの最後に、おもちゃの与えかたについて考えます。こんなおもちゃの与えかたをしていませんか?

子どもが遊びたい(好きそうな)おもちゃばかりを子どもにまかせて選んでいませんか?

玩具も食事と同じです。バランスを考えて、絵本を選ぶのと同じように大人がしっかり子どもの成長を考えたうえで手渡しましょう。

おもちゃを子守り代わりにさせていませんか?

家事で忙しいから、できるだけひとりで遊んでいてほしい。あやとりや折り紙が長く選ばれた理由の一つは、母と子、祖父母と孫、兄弟姉妹、友達どうしの絆を深めたからです。いっしょに遊び親子の心と心を結ぶことが、子どもの成長に何より大切なことです。

遊びかたが決まっているおもちゃばかり与えていませんか?

子どもが欲しがるおもちゃは、手にする前に遊びかたが分かるものがほとんどです。遊びかたを知っているものはすぐに飽きがきます。「これ何だろう」「いろんなものができあがっていくよ」。そんな発展性があるおもちゃを与えましょう。

おもちゃで勉強をさせようとしていませんか? 

数字がついているから算数の勉強になる。文字がついているから国語の勉強になる。色がついているから色彩感覚が育つ。そう考えておもちゃを与えることはありませんか。遊びは自由な心の活動です。教えようとすれば遊び心は失われ、玩具への愛情もうしなわれてしまうこともあります。

 

良いおもちゃの定義

認定NPO法人・芸術と遊び創造協会が実施している「グッド・トイ」は、全国の「おもちゃのコンサルト」(筆者もそのひとり)によって、国内外の木製玩具やゲームなどが選ばれます。

人は遊びをとおして五感を磨き、コミュニケーション能力を養います。「良いおもちゃ(グッド・トイ)」とは、その手助けができるおもちゃのことです。そして、「グッド・トイ」の選定基準(3つの方針と6つのポイント)が定められています。

〈3つの方針〉

  • 健全なおもちゃであること

安全性への配慮を評価するとともに、暴力行為、他を傷つける行為を連想させるもの、遊び内容が暴力的であるものは選ばれません。

  • ロングセラーおもちゃであること

流行を求めた一過性の人気ではなく、ロングセラーおもちゃとしての可能性を評価します。

  • 遊びやコミュニケーションに重きをおくおもちゃであること

早期教育への偏重を慎重に取り扱うとともに、コミュニケーションを尊重した選考を行います。

 

〈6つのポイント〉

  • 美しい色と形をしていること
  • 動きのバリエーションがあること
  • 適度な大きさと重さがあること
  • 心地よい音がすること
  • 触ったときの感触が良いこと
  • 丈夫で壊れにくいこと

 

どうでしょうか? ともすれば、上記の基準に反することを良いこととしておもちゃ選びをしていませんか? または、そうしたおもちゃを選定しているレンタル会社を選んで、お子さまに与えていませんか? もう一度、考えてみましょう。また、それとともに、石油由来のプラスチック玩具で遊ぶことが、未来の子どもたちにとって本当に良いことなのか、一度、立ち止まって考えてみる必要があるのではないでしょうか?

 

おもちゃナビは、オンリーワンのおもちゃのサブスク

おもちゃナビでレンタルできるおもちゃは、世界中の子どもたちに長い間、愛されてきたおもちゃばかりです。音が出たり光ったり、電動で動くおもちゃはありません。しかし、創造力を駆使し、自ら考え、空想の世界に浸ることができるおもちゃです。ここ数年、「非認知系能力」という用語が注目されるようになりました。数値で計ることができない能力をさします。これからの時代、単に知識が豊富であることよりも、新たな考えかたやこれまでなかった方法を見つけていく能力が求められます。おもちゃナビでレンタルできるおもちゃは、そうした「非認知系能力」を伸ばしてくれます。自ら課題を見つけ、解決するための試行錯誤をくり返す習慣と力を育てます。また、前節の「良いおもちゃ」の定義を想い出してください。「知育」を前面に押し出すおもちゃよりも、遊びやコミュニケーションに重きをおくおもちゃです。一過性の人気のあるおもちゃではなく、古今東西、子どもたちに愛され続けてきたロングセラーおもちゃばかりです。そして、「6つのポイント」にある要素、「美しい色と形をしている」「動きのバリエーションがある」「適度な大きさと重さがある」「心地よい音がする」「触ったときの感触が良い」「丈夫で壊れにくい」こうしたこともすべて網羅しています。

最後に、もう一度、おもちゃ選びについて考えてみましょう。

  • 子どもが遊びたい(好きそうな)おもちゃばかりを子どもにまかせて選んでいませんか?
  • おもちゃを子守り代わりにさせていませんか?
  • 遊びかたが決まっているおもちゃばかり与えていませんか?
  • おもちゃで勉強をさせようとしていませんか?

おもちゃナビは、子どもたちの未来に貢献するために、子どもたちの「生きる力」を育むおもちゃのサブスクです。子どもたちの未来に貢献するために、地球環境を考えた「地球と人に優しい」素材のおもちゃだけを集めたオンリーワンのおもちゃのサブスク会社です。