「子どもたちには、いちばん良いものを与えたい」 マルガレーテ・シュタイフが残したことば
マルガレーテ・シュタイフ

くまのぬいぐるみの「テディベア」は、今から約120年前、南ドイツのギンゲンという田舎町に生まれました。その誕生には、ひとりの女性、マルガレーテ・シュタイフの努力と情熱の物語がありました。

ぬいぐるみは、うれしいときもさびしいときも子どもの心のいちばん近くにいる大切なもの。だから、どんな気持ちも受けとめて、子どもの心に寄りそうような、そんな表情にしたい。マルガレーテはぬいぐるみの顔の研究をしていくうちに子ぐまの表情を想い浮かべました。その表情は無心でまっすぐにこちらを見つめる目であり、触感は思わずだきしめたくなるような柔らかさでした。

「テディ・ベア」の名前は、くま好きだったアメリカ第26代大統領セオドア・ルーズベルトの愛称「テディ」にちなんで付けられています。

マルガレーテは、1歳半で小児マヒにかかり、両脚と右手が不自由になって、一生を車いすで過ごしました。彼女の生きたころは、体の不自由な人や女性にとって恵まれた時代ではありませんでした。でも、マルガレーテは自分の可能性を信じ、努力して成功をつかんだのです。訓練を重ねてきたえられた手先の器用さが、人や物へのするどい観察眼、そして子どもや動物など小さく弱いものへの愛へと結びつき、さまざまなぬいぐるみを生み出していきました。いっぽうで、会社がどんなに大きくなっても、マルガレーテはひとつひとつの製品を大切にしました。

マルガレーテは、足りないことをなげくよりも、与えられたものに目を向けて、前向きに生きることで人生を変えていきました。こうして、世界中でもっとも長く愛されてきたおもちゃ「テディ・ベア」が生まれたのです。

「子どもたちには、いちばん良いものを与えたい」マルガレーテ・シュタイフが残した言葉です。

 

弊社「おもちゃナビ」は、おもちゃのレンタルを通じて、良いおもちゃで子どもたちに遊んでもらいたいということをモットーにしている、おもちゃのサブスクの会社です。「子どもたちには、いちばん良いものを与えたい」この精神を見習って精進していこうと思います。